奈良という観光地について
奈良には幼少期から大学卒業まで住んでいたこともあり、今は京都に住んでますが実家は奈良なので思い入れがあります。
歴史は白鳳や飛鳥時代が最も好きです。江戸時代以降はぐっと興味が薄れるので、日本史の試験の点数にムラがあります。
さて、本日こちらの記事を読みました。その感想?を綴っていきます。
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保有コンテンツ
京都・奈良それぞれの保有コンテンツとして、京都は鹿苑寺舎利殿など外国人にとって分かりやすく「ワーオ」って言えますが、奈良は古墳などで分かりづらいということがあります。
鹿苑寺へ行くと分かりますが、外国人観光客がたくさんいますね。みんな舎利殿の写真を撮ってます。
「ホラ!キンピカ!オテラキンピカ!ワーオ!」分かりやすいですね。
逆に奈良はというと、日本人的価値は物凄く高いんです。
やはり筆頭である超どでかい盧遮那仏を持つ東大寺、国宝の中に国宝がある唐招提寺、そして数々の古墳。
東大寺はやや外国人へのアピールになるかと思いますが、他はなかなか難しい。飛鳥で外国人観光客をあまり見た記憶がありません。そりゃ分かりづらいでしょう。
なので、奈良へ外国人を招致しづらいのは致し方無いかと思います。
コンテンツ立地
コンテンツの立地に関して、京都は新幹線からすぐ展開され、比較的密集しているので巡りやすい。嵐山がちょっと離れているだけです。
市バス一日乗車券(500 円)なんてありがたいものもあります。よくお世話になってます。
京都市交通局:市バス・京都バス一日乗車券カード
奈良はそうはいかない。近鉄奈良駅東側の東大寺周辺、近鉄西ノ京駅の薬師寺周辺、近鉄飛鳥駅の飛鳥周辺など、かなり離れてます。
これは巡りづらい。日本人と言えどもこれは 1 日では足りないです。
もちろん、京都は平安京という大きな中心があり、奈良は飛鳥浄御原宮・藤原京・平城京など遷都を繰り返しているのでその度に文化財が生成され、日本は遷都後に破壊をしないので、今となっては「巡りづらい」要因になっています。
巡りづらさも現代の奈良にとっては致し方無いことだと思います。
ホテルの難
ホテルは客室数がワーストなので、宿泊がそもそもしづらいです。
天皇陛下が奈良ホテルへお泊まりになろうとしたときも「満室だから」とホテルを替えざるを得ない状況になったこともあります(もしぼくが宿泊予約をしていても、陛下がお泊まりになると聞いたら譲りますがね...)。
近隣に京都や大阪といったホテルを多く保有する所があるので流れてしまうので、こちらはすぐにでもホテル建設を進めてほしいところです。
その他
平城宮趾を横切る近鉄奈良線を地下化しない理由のひとつに「掘ったら何が出るか分からない」というのがあると思います。
なので、ホテルを建設するにも、その可能性がつきまとうわけで、なかなか工事も進まないでしょう。
何か出てしまったら工事は中断になってしまいますからね...。
あと関係ないかもしれませんが、長屋王の呪いというものが今も続いていると、以前よりまことしやかに噂されています。
この呪いというのは、長屋王は藤原氏により自殺へ追い込まれ、その後藤原氏を次々と呪い殺し、その鎮魂のため東大寺の盧遮那仏が建立されるに至るという物凄いものです。
現在長屋王の邸があったイトーヨーカドー(旧奈良そごう)のすぐ近くに碑がありますが、この近辺ではテナントの入れ替わりが激しく、特に国道 24 号線と大宮通りの交差点南東角にある赤いビルは丸ごとテナント募集になって久しく、これも呪いが今も生きていると言われるひとつだとかなんとか。奈良を静かにしていたいという王の願いなのかもしれません。
ぐだぐだと書きました。すいません。