ゆたんぶろぐ

気が向いたら書いてます

愛知遠足

土日を使って愛知県へ行ってきました。今回の旅の目的は二つの克服でした。
一つ目は、「檀れい 名匠の里紀行~手わざ恋々和美巡り~」で見た「ひつまぶし」を食べることです。ぼくは小さい頃からウナギがダメなんですが、結構ウナギが好きな人が多く、匂いは惹かれるものがあったので、「もしかして今なら食べられるんじゃないか」って思いました。そのためには、安いウナギで手を打って、「やっぱりダメ」にはなりたくなくて、「できれば美味しいウナギを食べて克服したい」と思ったからです。
二つ目は、のっぴきならない事情により 12 年ほど愛知県は避けてきており、もう時間も経ったし今なら楽しい想い出に上書きし、克服できるんじゃないかって思ったことです。

で、京都駅から行きは新快速を乗り継いで行くことにしました。行きはテンションが高くてそれほど楽をしなくてもいいかなって思ったんですが、いきなりやってしまいました。

自動券売機で名古屋までの切符が買えなかったので、名古屋駅で清算すればいいやと思って買ったんですが、Facebook で「新幹線の券売機で買える」と教えていただきました...。

新幹線と違い、景色が比較的ゆっくりと流れるので、見たことのない景色や、かつてカブスカウトに入っていた頃に行ったスキー場の近くっぽい所とか、色々と景色を楽しめました。座れませんでしたが...。

名古屋に着いたら、とりあえず泊まるホテルに荷物を預け、名古屋在住の友人と合流しました。この日の昼食は、遂にご対面となるひつまぶしの予定です。事前にその友人と会話を重ねたところ、「名古屋でひつまぶし」と言えば「あつた蓬莱軒」らしいのですが、「味はどこもさほど変わりませんよ」とのことなので、「大松さん」のお世話になることにしました。途中、凄く分かりづらい信号に出会いました。何度か通りましたが、どうやっても混乱してダメでした。


「うざく」というウナギの酢の物と、「う巻き」がまず出てきました。う巻きは何度か食べたことありますが、今までは全て「出し巻き卵」に巻かれたものだったので、甘い卵焼きに巻かれたう巻きは初めてでした。でも、どちらも美味しかったです。

そして目の前にやってきたひつまぶし...あぁ...ずっとあなたを食べたかったのよ...。凄く、凄く美味しかったです。ぼくの想像通り、ネギやワサビと一緒にいただく食べ方が一番好きでした。

満腹になった後、友人の導きで近くを色々と巡りました。まずは万松寺に行きました。不動明王はとても興味があるので、嬉しかったですね。

次に、大須観音で知られる宝生寺に行きました。

その後、名古屋と言えば名古屋城でしょうというプランだったので、友人が車で連れて行ってくれました。少し前に「お城ツアーズ」で見たので、準備は万全でした。金のシャチホコも初めて見ました。



前に探偵ナイトスクープでやってた小ネタの人形も見ることができました。

一度ホテルへ戻ってから、Facebook の仲間との宴です。岐阜の方が 3 人、三重の方が 1 人、愛知の方が 2 人来ていただき、計 7 人での宴でした。とても楽しかったです!海老フライを食べたかったので、「まるは食堂 ラシック店」のお世話になりました。そういえば、事前に「生魚がダメな人と煮魚がダメな人(ぼく)がいるので、コース内の料理を変えてほしい」と伝えたところ、「当日に言っていただければ大丈夫ですよ」とのことなのでそれを言ってみたら、結果「キスフライ」に変更していただきました。ただ...3 尾もあったので、結構量が凄かったです。


終わったあと、二次会という名前の飲み足りない感じだったので二軒目に行ったのですが、そこで 4 人と別れ、新たに 2 人と合流しました。お店は「Tacos&Nachos BAR MEXIGAN」に連れて行ってもらいました。色々な話をできて、とても楽しかったです!ホテルまでの終電を気にしていたら、「送ってあげるよ」という男前な一言が。時間を忘れて楽しめました!さらに、帰るときに、二次会で合流した方から「パリジャン」のケーキのプレゼントが!!本当にありがとうございました。


さて、二日目。今日は大変です。昨日より予定がたくさんです。意外と分刻みのスケジュールです。衆議院選挙の日ではありましたが、首相並みのスケジュールでした。遊んでますが。ちなみに、期日前投票に行ったので、この日は投票を気にせず遊べました。

まずは名古屋名物のモーニングです。日曜に営業してて、小倉サンドとかいくつかあって、名古屋駅周辺ということで、「カフェ ジャンシアーヌ」のお世話になりました。小倉サンドは、挟んでくれているものもありましたが、このお店は自分でヌリヌリするタイプでした。

次は熱田神宮です。古くから続く今川氏は系譜上祖先を八幡太郎義家とする家系であり、その子孫に源頼朝がいます。源頼朝の母である由良御前は、熱田神宮大宮司の娘であります。と、ここまで書いておいてなんですが、この今川氏は江戸時代に断絶しており、ぼくは関係ないと思います...。でも同じ氏なので、お参りをしたいと考えていました。ぼくが好きな神社は、賀茂御祖神社伊勢神宮なんですが、この熱田神宮も入りそうです。基本的に商売っ気のない神社が好きです。落ち着く、と言いますか、心を鎮めるために神社に行きますので、この熱田神宮にある森は、とても好みです。




熱田神宮を堪能したところで、次はこれも名古屋名物である、味噌カツです。色々と探してみると、矢場とんが有名らしいんですが、「矢場とんを食べたからと言って名古屋の味噌カツを食べた気になるな」という記事も見つけたので、自分で探したところ「黒豚屋 らむちぃ」さんのお世話になることにしました。写真を見てもらえば分かりますが、味噌カツというよりも、ネギです。ネギまみれです。恐ろしいほどのネギです。物凄い量でした。ネギだけではなく、カツも。もしネギがなければ胃もたれしてたかもしれないって思うほどです。でも、美味しかったです。

おなかがはち切れたところで、この旅の最終目的地へ行きます。今川氏発祥の石碑です。これは凄く遠いんですよ。滅茶苦茶遠いんですよ。まず、一番近くの駅である、名鉄西尾駅まで、電車で 1 時間ぐらいかかります。その後、片道 30 分の道のりを歩きます。ただ、駅から簡単な道なので迷うことはないんですけど。しかもこんな立て札まで立ってますし。

なんか...思ってはいましたが、感慨深かったです。この場所がなければ、ぼくの名前は存在し得なかったと思うと...。今回の旅を企画して良かったと思いました。


今川氏関連史跡巡りが終わったところで、次は新幹線の時間に間に合うように行動しなければなりません。お土産も買うので、そこそこ余裕をもたないといけません。今回のために、事前に旅のしおり(句集なし)を拵えたんですが、お土産を買うところは押さえていませんでした。全ての目的地の地図や乗り換えや営業時間等も調べ上げて、これさえあれば大丈夫という仕上がりにしましたが、お土産を買う場所は調べてませんでした。なので、少し余裕を持たねばなりません。
帰りに西尾駅の券売機で可愛いギャルに「どうやったら(切符買うことを)キャンセルできますか?」って訊かれて、キャンセルしてあげたら、それ以降目が合う度にはにかみながら微笑まれるというハプニングがありましたでの、微笑まれたい人は西尾駅の券売機に張り付くと良いでしょう。

えっと、そういうことじゃなくて、帰りは結構疲れが出ており寝過ごさないかだけを注意して名鉄に乗り、チェックアウト後もホテルに荷物を預けていたため一旦ホテルへ戻って荷物を受け取り、名古屋駅内でお土産を物色しました。途中、名古屋駅東側は、クリスマス前ということもあってか、とても綺麗にイルミネーションが輝いていました。

新幹線って便利ですね...速いですね...楽ですね...。すぐに京都タワーが見えてきましたよ。疲れてはいましたが、とても楽しかったです。冒頭に挙げた二つの克服を、自分ではクリアできたと思ってます。特に、宴と二次会で、完全に楽しい想い出に上書きできました。

お忙しいところお集まりいただいた皆様、案内してくださった皆様、本当にありがとうございました。また、行きます。