ゆたんぶろぐ

気が向いたら書いてます

個人的にお勧めな京都のお食事・パン・喫茶・甘味・お土産

今はこんなご時世ですが、時間が経ってアレが収まって、気楽に旅行をできるようになった後の参考になればと思って、まとめて書きました。
個人的に、友人が訪ねてきたら連れて行きたい・お土産に渡したい、というコンセプトで選びました。
文章量で「ここが好きなんだな」「ここはそうでもないのかな」と思わないでください。どこも好きです。

カテゴリ別に記載していきます。カテゴリ内は五十音順にしています。

お食事編(しっとり)10 選

和食やおうどん・お蕎麦など、しっとりって感じのお店です。

一の傳

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西京漬の名店で、ランチのみ店内で食べられます。そのコースメニューが毎回素晴らしく、メインである銀だらの蔵みそ焼以外の盛り合わせや、茶筅水が施された汁物やご飯まで、全て美味しいです。特に蔵みそ焼の凄まじさはひと口ごとに動きが固まる、旨味を体全体で噛み締める感じです。1F ではお持ち帰りもありますが、さすがにプロが焼いてすぐのお品には全く敵いませんでした。

いづう

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いづうさんのお寿司はどれもこれも美味しいんですが、最も好きなのが「箱寿司」です。夏場は鱧、冬場は鰆が焼き身として確か使われていたと記憶してますが、鰆の方が好きです。雀(小鯛)や玉子、海老などの押し寿司と一緒になっていて色々と楽しめるし、どれも超絶美味しいのです。その「雀寿司」も美味しいし、冬場にある「蒸し寿司」も美味しい。鰆の方が好きだと言いましたが、鱧寿司もとても美味しいです。そして伏兵かもしれませんが、いづうさん以上の巻き寿司に出会ったことがありません。おそらく珍しいであろう白い干瓢や、味わい深く煮込まれたしいたけ、三つ葉など口の中が御馳走で満たされます。ちなみに鯖寿司は贅沢ながらいづうさんでしか食べたことがないので、比較はできませんが、光物が苦手な母が「いづうさんのは食べられる」と言っていました。

うお嘉

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筍料理の老舗で、春はたけのこのフルコースを、これでもかというぐらいに堪能できます。メインは焼き物なんですが、ぼくは途中で出される「朝掘り筍鏡煮」がとても、というか筍料理で最も好きです。お出汁の味わいと筍の食感が絶妙で、来て良かったと心から思えます。焼き物も田楽もそれぞれ美味しいですよ。

圓堂

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年頃になり、油物を回避せざるを得なくなってきてはいるんですが、圓堂さんの天ぷらは全く油っこくなく、天ぷらなのにさっぱりといただけます。雰囲気も素晴らしいお店なので、ここぞという日に利用しています。

岡北

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もう何年も月に 1〜2 回は通い続けている、我が家にとっての最高のおうどん屋さんです。夏季限定の「冷やしきつね」が最高のうどん物で、このページのシェア画像にも設定している程です。ここまで味わいのある、おうどんの具ではなく正真正銘のメインであると確信できる非常に味が濃いおあげさんとおうどん、お出汁の兼ね合いが凄まじいです。「天とじうどん」が有名ですが、同じとじうどんでも「きつねとじうどん」をぼくは推します。おあげさんの味わいがお出汁に溶け込んでいるところがとても好きです。そして「肉丼」も外せない逸品で、ここまでの肉系丼をぼくは他に出会ってません。お肉もタレも最強です。寒い時期は、強めの生姜で体がポカポカと温まるあんかけうどんもいいですね。生姜の効いたお出汁がまたいいんですよ...。その他、定番の「きつねうどん」や「カレーうどん」、「鳥なんば」などもおうどんや、「おてがる天せいろ」などのお蕎麦も美味しいですし、京都でしか見たことのないおあげさんを卵でとじた「衣笠丼」は岡北さんのが最も好きです。

ぎをん梅の井

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梅の井さんの鰻はふっくらとして柔らかく、とても好きなんですが、加えて、タレが鰻物で一番好きです。お店によって多少なりとも違う味なんですが、ぼくにとって見事にハマる味です。年に一度の大事な日に行っています。

ちりり

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特筆すべきは、ひと口目の突き抜ける幸福感です。豚の脂の甘さとお出汁の深みのある味わいがこれ以上になく絶妙な融合を果たし、吐息が漏れるほどに好きです。ちなみに、牛肉の場合はポン酢かごまだれを選べます。お出汁は選べません。何故だろうと思って豚肉で使ったお出汁に浸けて食べてみると...理由が分かりました。牛の脂は豚ほどの甘味が無くさっぱりしているので、お出汁と微妙に合いません。しかし、先ほどの選択できるタレに漬けると、さすがお店が選択肢として提供してるだけあって素晴らしい味わいになります。あと、3 枚目の写真は鱧なんですが、最近見かけないんですよね...やめられたとしたら復活してほしいです...。

半兵衛麩

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はっきり言って、生麩を侮っていました。しかし半兵衛麩さんで食べてみると、とてもとても美味しくて、その後に生麩と付け味噌を百貨店などで何度も買うほどに好きになりました。もっちりとした食感が口の中に満足感を与えてくれます。ちなみにお味噌は赤が好みです。

松葉

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晦日の年越し蕎麦でもう 20 年以上お世話になっています。友人を何人も連れて行ったりしてますが、食べたいものが多くて、毎回メニューとにらめっこになってしまいます。外でお蕎麦を食べたくなったら、松葉さんへ行くことが多いですね。

六盛

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スフレで人気かと思いきや、ぼくにとってのこちらの最大の特長は、煮物、特にしいたけの煮物です。こんな美味しい煮物があったなんて...と思いました。コースで出されるお肉もお魚も美味しいですが、煮物のぶっ飛んだ美味しさには驚きました。その後、百貨店内のお惣菜店舗でしいたけの煮物だけ売ってないかと探した程です。


お食事編(がっつり)10 選

がっつり食べたい気分のときに向かうお店です。

おがた

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ぼくとしては「洋食おがた特製ハンバーグ」とカレーは外せない(メインをハンバーグにしてミニカレーを選択できる)んですが、最も強烈だったのはスープです。ポトフのとても濃厚な感じ...と言って伝わるか分かりませんが、凄まじい旨味です。ここまでの野菜スープを他に味わったことがありません。ハンバーグもカレーもとても好みなので、ここでは毎回同じメニューを頼んでしまっています。

かね正

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名物の「きんし丼」が、今年初めて出会ったご飯で最も衝撃的でした。考えることを捨てたのではないかと思うほどに、脳が「もっと食べたいもっと食べたい」と味に支配されます。錦糸卵と鰻とタレとご飯、それぞれが互いに良さを引き出し合い、遥かな高みへ押し上げています。テーブルに山椒や七味などがあり、追加のタレも置かれるんですが、山椒好きのぼくでも、「お店が考え抜いた末の状態=提供されたまま」が最も美味しいと思いました。

祇園下河原 ひさご

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ぼくとしては、世界最高の親子丼です。卵のとろっとした感じや味、鶏肉の柔らかさ、お出汁の旨味が最高の状態だと思います。昔は注文時に「山椒をかけていいですか」と尋ねられたもんですが、近年はテーブルに山椒が置かれているので、山椒好きとしては夢のような話です。以前、伏見稲荷で登山した後に来店したんですが、疲れ切った体には濃い目の味が物凄い快感でした。おうどんも美味しいので、複数名の場合は、丼とおうどんのシェアとかいいかもしれません。なお、衣笠丼も食べてみましたが、親子丼とレシピが違うのか、料理人が違うのか分かりませんが、卵の感じが違いました。

十二段家

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「大えび天丼セット」を好きでよく注文するんですが、この天丼の天ぷらは、衣が少し甘めでしかも普通に想像する天ぷらとは違うサクサク感があって、とても好きです。しかしなんと言っても、「名物だし巻き」なんですよ。生粋の卵好きとして、色んなところでだし巻きを食べましたが、ここが最高です。これは完全に好みではありますが、「しっかり焼いて巻きました」ではなく、フワフワなんです。フワフワだとお出汁の味わいもストレートに感じられるので、毎回注文してます。すき焼き定食は比較的安価ながらも満足感のあるお味で、こちらと大海老天丼で毎度悩ましいです。牛肉しぐれという一品も大好きです。あと、しゃぶしゃぶ発祥のお店らしいです(単語ではなく料理として)。

東洋亭

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ハンバーグで有名ですが、一度、「フィレビーフのカツレツ」を食べてみると戻れなくなりました。それほどに美味しいです。まぁ猫舌のぼくはハンバーグが毎回熱すぎるので食べるのがツラいという側面もありますが...。あとは「百年プリン」ですね。デザートでは毎回一択になってしまっています。他も気になるところではありますが、東洋亭さんに来てプリンを食べないとは何事かって脳内の誰かが言ってる気がしています。

葱や平吉

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まず、ねぎ入れ放題というところが素敵です。写真 3 枚目の肉吸いとか、写真は掲載していないとろろめしも美味しいんですが、ぼくの一番手は「唐揚げタルタル定食」です。唐揚げはもちろん美味しく、さらにタルタルソースが美味しいのなんのって...。このふたつが合わさったときの幸福感が計り知れません。これらはランチで提供されており、かなり行列になっているので、時間に余裕を持って来店される方がいいですね。

ぱこ

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あまりラーメンを食べなくなったんですが、ぱこさんの「極上塩らーめん」はとにかくスープが美味しい。以前連れて行った友人が「このスープはずっと飲んでいられる」と口走るほど、ちょうど良い塩加減がたまりません。ちなみに「ぱこ」は電話番号の市内局番「8585」から来ています(以前は店名が「ぱこぱこ」だった)。

風来房

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友人に連れられて行った際に注文した「白虎」に惚れ込み、それ以来白虎しか食べたことないんですが、ぼくにとってはラーメン・つけ麺での最上位スープです。濃いんですがしつこくなく、トロトロのお肉と香辛料との絶妙なバランスで、いつも持ち帰りたいと思ってしまいます。スープが濃い故に、麺よりも白米の方が合うと思っていて、レンゲに白米を乗せ、スープに浸して食べています。願わくば、麺無し白米有りのオプションがあればいいなと思っています。あと、替え玉をしようとする際は、時間が経っても麺同士が引っ付かないように最初は冷たい麺を選び、替え玉では少し冷めたスープを温める意味で温かい麺を選ぶと良いと思っています。

松乃

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鰻と玉子の組み合わせは珍しくはないんですが、松乃さんの玉子はフワフワで甘い味付けで、これがとても好きなんです。この甘い玉子のみをご飯に乗せたメニューがあれば注文するでしょう。この鰻と玉子の分量が逆の「せいろ蒸し」もあるので、好みによって注文をすると良いと思います。もちろん鰻も美味しいし、肝吸いも臭みとか全く無く美味しいです。

モリタ屋

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京都風の作り方で食べられる、極上のすき焼きです。最初に仲居さんがザラメと割下で焼いてくれる 1 枚目のお肉を卵に浸けて口に入れた瞬間に、全身を感動が包みます。続いてお野菜なども入り、渾身の九条葱がまた素晴らしいです。贅沢なひと時を堪能できます。年中美味しいですが、寒い時期の方が九条葱が美味しいと思うので、冬場に来られることを最もお勧めします。


パン編 10 選

パンの消費量を取り沙汰される京都なので、入れてみました。

eze bleu

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1 枚目のソーセージエッグの破壊力が凄いです。ソーセージよりエッグ。卵。最初に口にした瞬間に「うまっ!」と思わず声を上げた程でした。ぼくとしては、お店の一番人気の「ベーコンスパイス」を遥か上を行っています。マフィンなどの甘いパンも美味しいですよ。

GRANDIR

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グランディールさんのイチオシは「ミートパイ」です。旨味が凝縮されており、洋食屋さんのコース料理のメインとパンを一緒にいただいているかのような気持ちになります。次に「フレンチマリネ」がとても好みで、大きなベーコンの下にはエッグサラダが隠れています。この、ベーコンと卵とパンの一体感が素晴らしいです。「マスカルポーネあんぱん」やパニーニ類を始め、買ったどのパンも美味しく、ハズレがないという印象です。

志津屋

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京都では超が付くほど有名な志津屋さん。あんこ好きのぼくとしては色々なあんぱんを食べましたが、志津屋さんの「京都 ザ・あんぱん 大納言小倉あん」が最高です。あんこが飛び抜けて美味しい上にたっぷりと入り、さらにパンの味わいが濃くてほぼ毎回買っています。さらに「大鼓 粒あん」はその上を行く凄まじいあんこの量です。とにかく重い。「コロッケパン」も志津屋さんのが一番好きで、コロッケを挟んである、ではなく、ソースにどっぷり浸けたコロッケを挟んであるので、とても好みです。そして 3 枚目の「ドリブル」が凄い。フチも柔らかいフランスパンで、これだけでも充分に美味しいんですが、あんバターにすると最強なんです。さっきも食べました。他、「カスクート」や「ふんわりオムレツサンド」、「元祖ビーフカツサンド」なども美味しく、あぁそうだ、「たっぷりクリームパン」のカスタードクリームがまた絶品です。こちらもあんぱん同様にたっぷりなのでたまりませんね。そうそう、フルーツサンドもかなり美味しいです。クリームが...ヨーグルト風味なんですよ...どうですか...想像しただけで食べたくなりませんか...。

進々堂

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志津屋さんと同じく超有名店です。こちらも美味しいパンが目白押しなんですが、真っ先にお勧めしたいのがフルーツサンドです。パンもクリームもフルーツも美味しいんですが、最大の特長としては「完成度の高さ」でしょうか。とにかくバランスが望遠鏡でようやく見えるくらいの高さにあるんです。「シェフのカレーパン」は油っこく無くてとても美味しいし、「焦がしバターのフレンチトースト」も糖と脂質にツボを抑えられているかのような感動を憶えます。あと、こちらは雰囲気が突き抜けて素晴らしく、イートインスペースで優雅な朝食やランチを楽しめます。

Boulangerie YAMAZAKI

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「オレンジとクリームチーズのバブカ」を毎回買っています。甘さと酸味のバランスで脳を直撃する美味しさです。「自家製カレーパン」や「ソフトあんバター」やおかずパン各種、どれもとても美味しいので、ついつい買いすぎてしまいます。レジにいるときにカレーパンの焼き立てが来たら交換してくれたり、持参したエコバッグに詰めてくれたりと、店員さんの配慮にも感謝です。

別格

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八ツ橋の雄・おたべさんが展開するパン屋さんで、ぼくとしては食パンよりも京都駅店で販売されているクロワッサンをお勧めします。特にあんこを挟んだクロワッサンが非常に美味しく、「あんとバター」と「あんとクリームチーズ」を食べましたが、本体であるクロワッサンの美味しさにさすが和菓子屋さんという味わいの濃いあんこがとても合っており、どちらかと言えばバターの方が甘さと対比する塩加減があるので好みですね。この原稿記載時は、「つぶあん」は製造停止になっており、再開したら買いに行きたいです。

bonne volonte

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近くを通った際に気になって入ったお店が、実は有名店という出会いでした。大きな窯が見えており、焼き立てを味わえるイメージが簡単に想像できます。こちらは何と言っても、予約が殺到する食パンです。パン生地が口の中で溶けます。しかしかき氷のように単純に溶けるということではなく、旨味を置き土産に溶けていく感じです。是非、買って帰宅後にすぐ生で召し上がっていただきたいと思います。あと、クリームパンのカスタードクリームがとても美味しいです。生地が薄くて持ったときに「溢れ出してきそう」と不安にはなりますが、そこはうまく食べてください。

マリーフランス

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あんこの量が膨大なあんぱんで有名ですが、ぼくは「自家製粒あんのペストリー」が最も好きです。10 日ほどで「食べたい」と気が狂いだし毎日このパンのことを考えてしまう程です。品名にあるあんこの量は少なめですが、生地がとてもぼく好みで、そぼろ部分も甘さがちょうど良く、バターの風味がまた好みでたまりません。「バターパン」も大好物で、クッキー生地にバターを挟んでいるという文字にするとシンプルなんですが、飽きない美味しさでこちらもバランスが非常に好みでとりあえずトレーに乗せちゃいます。この生地を使った「餡 バタ子さん」もとても好みで、この 3 つが三種の神器的な存在です。四天王とするなら「コーンエッグ」を選びます。コーンはあまり入ってませんが、エッグサラダとても美味しく、「コーンがなくても充分にリピートする味だ」と思っています。サンドイッチも、ハムチーズだったりエビカツだったりハムカツだったり色々あり、どれも美味しいです。「べーコンブロート」はあんぱんのように凄まじいベーコンの量で胡椒がとても効いていてスパイシーでとても好きです。他、「ソシソン」や「クリームパン」なども美味しく、食パン「パンドミー」もとても好きで、高級食パンに引けを取らないどころか凌駕するかもしれません。ちなみに、超重量あんぱんでは「やきもち風あんぱん」が好きです。もう通い婚のように足繁く通っています。

まるき製パン所

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京都のパン屋の有名どころは多くあるんですが、こちらもその一角で、具材を挟んだコッペパンの頂点だと思っています。特にハムロールが素晴らしく、ハムとバターとキャベツ、少ないかなという見た目ですが、実際に食べてみると実に絶妙なバランスで成り立っており、「これが...まるき製パン所か...!!!」という感動を覚えます。ぼくとしては「エビプリカツロール」が次に好きで、名前の通りエビカツのプリプリさがたまりません。オムレツロールは中にお肉が入っていて、好きな感じです。他も美味しいし、店先に無ければ作ってくれたりしますよ。

Le Petit Mec

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こちらも超有名店で、フランスパンがとにかく美味しいです。何かを挟んだフランスパンであっても、まず「パンが美味しい」って印象が先に来ます。そしてあんぱんは中村製餡所さんのあんこを使っており、風味豊かで特別感があります(中村製餡所さんのあんこがそもそも非常に美味しい)。イートインができるので、ぜひ店内で食べてみてはいかがでしょうか。


喫茶編 10 選

茶店やカフェ、パーラー的なお店です。

伊右衛門サロン

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移転前しか行ったことはないんですが、「家でじゃなくて外でちゃんとした緑茶を飲みたい」と思ったときに行っていますし、「旅行した気分になりたい」場合に朝食を食べに行っています。ぼくが大好きなかぶせ茶もあるので信頼感がありますし、朝食の卵かけご飯が絶品です。良い雰囲気のお店で朝食を摂ると、旅行した気分になりませんか?

小川珈琲

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ぼくは乳糖不耐性でかつ甘い珈琲が苦手なので常にブラックで飲みますが、こちらの珈琲はとても香りが良く味も濃いので好きです。店内のショーケースにあるケーキはどれも美味しそうでいつも迷うんですが、どれも美味しいので、是非一緒にいかがでしょうか。

鍵善良房

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くずきりで有名なお店です。あんこをこよなく愛するぼくは、「きび餅ぜんざい」をお勧めします。きび餅が香ばしく仕上げられており、あんこもとてもとても美味しいのです。きな粉も大変美味しく、後述する「かぎ餅」が大好物であります。店内はもちろん上質な和で包まれているので、京都旅行の現実を噛み締められると思います。

志津屋 三条店

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店頭で売られていないサンドイッチ類をイートインスペースで食べられます。もちろん店頭で購入したパンも食べられるので、メニューの迷路に足を踏み入れる感じです。しかしせっかくなので、イートインでのみ食べられるサンドイッチをお勧めします。挟まれた具材も美味しいし、パンも美味しいので、満足感は非常に高いです。イートインスペースは「昔ながらのパン屋」という素朴な雰囲気です。

進々堂 寺町店

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進々堂さんの店内はどこも高級感があり、上質なひと時を過ごせますが、この寺町店は広めなのでゆったりした感じも加わって非常にお勧めです。店頭でのパンはもちろん、イートイン専用フードも多数あるので、こちらもメニューの迷子になります。珈琲も美味しいし、イートイン専用フードだとパンのお代わりもあって、しかも焼き立てのフランスパン...このフランスパンがまた美味しいんですよ...「ガーリックフランス」や「明太子フランス」がたまりません(小切れで提供されます)。

ZEN CAFE

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上述した鍵善良房さんが展開するカフェで、フルーツサンドが有名です。鍵善良房さんは和菓子屋さんですが、純然たるフルーツサンドで、しかもかなり美味しいです。雰囲気はもちろん素晴らしいので、歩き疲れた体を癒すひと時にとても良いと思います。

築地

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幼なじみとの時間や取引先との打ち合わせなどに利用していますが、もう大正ロマンという雰囲気がとても好きです。大抵はワルツが流れていてリラックスできます。1 テーブル分のスペースが割と狭いのは難点ですが、一度座ってしまえば気にならないです。

パパジョンズ

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大学生の頃からよく通っているケーキ屋さんで、チーズケーキを主としています。定番の「ニューヨークチーズケーキ」や「ストロベリーチーズケーキ」など、どのケーキもとても美味しく、ぼくは夏に出会った「ライムのタルト」が抜群に好きなんですが、その年以来見ていないので、復活してほしいものです。

ホソカワ

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フルーツサンドのお持ち帰りができますが、ぼくは店内でいただく「旬果盛り合わせ」をお勧めしたいです。とても美味しいフルーツが数種類乗せられてあり、度肝を抜かれたのがパイナップルでした。パイナップルって食べると何か引っ掛かりのようなものを感じるんですが、ホソカワさんでのパイナップルはそのようなことが一切なく、想像を超える甘さがあって驚きました。

リプトン

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リプトンと言えば紅茶ですが、京都にはリプトンが展開するティールームが数店舗あるので、美味しい紅茶と共に美味しいケーキも食べられます。ため息が出るくらいに美味しそうな見た目に違わず、味もかなり好きです。夏場に販売される「マンゴーミルクレープ」で悶絶しています。


甘味編 10 選

甘味を店内で楽しめる 10 軒です。あんこについての詳細は、こちらをどうぞ。
wings.hatenablog.com

梅園

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みたらし団子で有名なお店で、お団子も美味しいですが、ぼくはこちらの「餅ぜんざい」がかなり好きです。梅園さんのおぜんざいは、甘さがやや強めのあんこも汁のとろみも好みで、お餅は実に香ばしく、とても好きです。冬場の際はぜひ堪能していただきたいです。

おせきもち

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京都駅の北側ばかりのお店で連ねてしまっているので、南側の雄として紹介させていただきます。赤福つぶあん版のような感じで、お餅の柔らかさやあんこの味が絶妙で、行く機会にはあまり恵まれていませんが、城南宮などへ行った際は是非とも寄りたいお店です。お土産としても買えます。

かさぎ屋

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歴史をひしひしと感じるお店で、こちらの一押しは「三色おはぎ」です。つぶあんこしあんは固定で、夏場はきな粉・冬場は白あんによって三色となっています。つぶあんは餅米の玉にあんこをかけたようなほぐれ具合で、おはぎ全体をお箸で掴むという行為はできないくらいにホロホロです。小豆のひと粒ひと粒が絶品です。加えて、夏場のきな粉のおはぎがとても美味しくて、きな粉の香ばしさが素晴らしいです。甘さ控えめの「亀山」や「京都ぜんざい」も美味しいです。

加茂みたらし茶屋

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みたらし団子の発祥のお店で、先端のひとつが少し離れていることが特徴です。タレの味もお団子の焼き加減も絶妙で、個人的にはみたらし団子といえばここ、という感じです。店内で食べることも持ち帰ることもできます。持ち帰った場合は、袋にタレをたくさん入れてくれているので、後がけもできるし、家にあるお餅に絡めたりしてもいいと思います。「ぜんざい」は見た目はあっさりとしてそうですが、しっかりと甘いです。

ぎおん徳屋

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おぜんざいはかなり色々なお店で食べましたが、徳屋さんのおぜんざいが一番ぼく好みです。自分でお餅を焼くスタイルなので、「焼き立てのお餅」が保証されており、あんこの甘さもちょうど良く、気が遠のくほど好きです。また、お口直しの昆布がとてもとても美味しくて、これだけ販売されていたら、持ち帰ってご飯と一緒に食べたいくらいです。かなり行列ができていたりしますが、店内の席数が多いのでそこまで待つことはありませんでした。

㐂み家

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カフェっぽい店内の雰囲気である㐂み家さんですが、ガチガチの甘味処です。こちらの「亀山」や「ぜんざい」共に、あんこの甘さが強めでぼくの好みにピッタリだし、お餅の香ばしさや柔らかさもとても好きなので、いつも楽しみです。冬場は白味噌のお雑煮もいただけますよ。

茶寮 宝泉

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なんと言ってもこちらでのお勧めは、店内の雰囲気です。鍵善良房さんの項でも書いた「京都旅行の実感」を強く感じられます。店内でいただける「丹波大納言ぜんざい」や「わらび餅」、お持ち帰りできる「大内菊」という最中など、どれも美味しいです。この最中でのあんこのひと粒ひと粒がまた美味しいんですよ...。

茶ろん たわらや

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俵屋吉富さんが展開する茶房で、非常に上品な甘味をいただけます。おぜんざいを食べた瞬間に「これこれ...!!!」ってなりました。俵屋吉富小川店さんの裏にあるので、帰りに店舗でお持ち帰りを購入することもでき、その場でも後でも素晴らしい甘味を楽しめます。

月ヶ瀬

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こちらの「亀山」がとても好きで、「亀山を食べたい」という脳内で再生されるイメージが月ヶ瀬さんです。ただし、めちゃくちゃ熱いので、毎回舌を火傷してしまいます。甘さ控えめの「ぜんざい」や「あべかわ餅」もとても美味しいです。地図を貼っている堺町店だけでなく、高島屋さんや祇園にもあるので、とても行きやすいです。

鶴屋吉信 菓遊茶屋 / tubara cafe

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鶴屋吉信さんの本店の隣にある茶屋で、こちらも雰囲気が素晴らしいです。そして和菓子の老舗たる甘味の数々があり、本店へ行けばお持ち帰りもできるので、茶屋でいただいたお菓子が好き、本店でさらに買って帰るという贅沢ができます。また、さらに隣にある tubara cafe では、代表銘菓である「つばらつばら」の限定餡をいただけ、お持ち帰りもできます。


お土産編(近距離) 10 選

生菓子などの持ち歩きの時間が短めのお土産です。

葵家やきもち総本舗

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賀茂別雷神社上賀茂神社)にある和菓子屋さんで、「やきもち」で有名です。ここの「京おはぎ」は、あんこの甘さも餅米のつぶし具合もとても好きで、むしろこのおはぎを買いに行くということが多いです。非常に柔らかくて、原型を維持して持ち帰るのが困難なので、贈答の際は充分に気をつけてお持ち歩きください。

一休

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近隣への持ち帰り限定になってしまいますが、ぼくが一番好きなたこ焼きです。外フワ中フワというたこ焼きで最も理想的な形状で、鰹節も花かつおでなく粉というのもぼくの好みで(家でたこ焼きを作る際は必ず粉を使う)、ソースの味も美味しいし、一度試してみていただきたいたこ焼きです。

今西軒

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個人的にあんこ物のナンバーワンで、今西軒さんのおはぎには毎回感動しています。水分量が多く感じるけどベタっとしておらず、餅米のつぶし具合はもとより味も素晴らしく、「原材料は同じなのになぜこうも違うのか」と不思議に思うほど突出した存在だと思っています。こしあんやきな粉も食べましたが、絶句するほどのあんこと餅米を楽しめることから、つぶあんを最もお勧めします。並んでいるときにお店から薫ってくる餅米を炊いている香りがまた素晴らしいのです...。「あんてぃーく」というゆであずきも売られていますが、こちらはおはぎに使われているあんことは別物です。もしおはぎと同じあんこであれば...ヨダレが出そうです...。

オオマエ

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アップルケーキで有名なお店で、そのアップルケーキがとても美味しいです。おそらくリンゴが入っていなくても充分美味しいと想像できます。生ケーキも、店頭で売られている焼き菓子もどれも好きです。

カステラ ド パウロ

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北野天満宮のすぐ隣にあるポルトガル洋菓子屋さんで、気になって最初に立ち寄った際に買った「パステル デ ナタ」というエッグタルトが驚くほど美味しく、それ以来お気に入りのお店になっています。「パウロのカステラ」や「プディン デ ジェーマ」、「マミーニャシュ」「プディン デ ジェーマ」「フォフォシュ」など、卵好きとしてはたまらないお品ばかりで、「とりあえず全部ください」と言いたくなります。3 枚目の店内写真は、許可を得てから撮影しました。

仙太郎

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仙太郎さんは安定感が抜群で、どれも非常に美味しい、普段使いに最適な和菓子屋さんです。「七穀おはぎ」は七穀のお米の中に普通のおはぎよりも甘さが強めのあんこが入っていてとても美味しいです。苦手の外郎を克服させてくれた「水無月」も、外郎の甘さとあんこの甘さが喧嘩しないどころかお互いを高め合っている感じがします。「おはぎ」は餅米に紫蘇が混ぜられており、おはぎという重めの印象がある和菓子を爽やかな風味に変えるアクセントになっています。そして「丹波みくまり 小豆」は琥珀寒天で小豆を包んでおり、こちらも寒天とあんこが共存し、美味しさが倍増しています。その他「あぶり餅」「どら焼 仙太」「あぶりだんご」「もち最中」など素晴らしい作品が並びます。自分で餡を挟む「ご存じ最中」もお土産でよく持って行きます。

東洋亭

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上述の「お食事編」でも触れましたが、東洋亭さんの「百年プリン」に毎回感動します。非常に濃厚な卵を感じ、カラメルもちょうど良い味わいで、個人的には最も好きなプリンです。プリンで 500 円は値が張ると思いきや、食べてみると納得する確実な満足感があります。

中村製餡所

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和菓子の盛んな街特有のあんこ屋さんという業態です。冷蔵庫で数日の日持ちが可能で、味が変わってしまったという記憶はありません。数日であれば常に美味しい状態を保てます。冷蔵庫に入れているからだと思いますが、少し固めなので、パンに塗るよりもおぜんざいにしたりあんこ餅にする方が合うと思います。新しくラインナップに加わった「丹波大納言」は、粒の味がより強く感じられてとても美味しいです。

鳴海餅

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お餅はもとより、お赤飯が有名です。鳴海餅さんのあんこはお塩がやや強めです。しかしここでは敢えて、「おはぎのデコレ-ション」を紹介します。平たく言うと「あんこケーキ」です。生地部分が餅米、クリームがあんこという、おはぎ好きとしては夢のようなケーキです。その場で買うことはできないので、事前に注文する必要があります。

ヤオイ

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京都でのフルーツサンドの定番のお店です。大宮の店舗は持ち帰り用店舗と食事用店舗が分かれていますが、今出川の店舗は一緒になっています。果物屋さんなので、フルーツがとても美味しいです。


お土産編(遠距離) 10 選

持ち歩きの時間が長くても大丈夫なお土産です。

打田

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ぼくが最も好きな漬物屋さんです。もうかれこれ 20 年以上は通っています。美味しいお漬物を挙げろと言われてもキリがなく、大根に昆布と鰹節をおんぶさせた「おんぶ漬」、長芋のとろみにちょうど良い山葵の辛さを添える「長いも わさび味」、味わいがとにかく深い「しば漬」、しば漬よりもさっぱりしてるけどしっかりしたお味の「新しば漬」、柚子でさっぱりとする「京そだち」、柔らかい甘さとシャキシャキ感の素晴らしい「つぼ漬」、噛めば噛むほどに味わいが溢れてくる「茄子浅漬」、昔ながらも極上な「胡瓜糠漬」...。最近はアレの関係か、試食が取り止められているようなのですが、どれも美味しいので安心して買えます。

うね乃

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お出汁の専門店で、とても上品な風味のお出汁を手に入れられます。お吸い物やお味噌汁、お雑煮などの定番の使い方の他、ひつまぶしのお茶漬け用に使ったり、普段は水を入れるところをこのお出汁に替えてみたりと、様々な用途で活躍できます。お店の場所は違いますが、おうどん屋さんも展開しており、現在「仁王門うね乃」さんは閉店してますが、2021 年 3 月頃を目処に新店舗を開店されるそうで、そちらも期待しています。

鍵善良房

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なんと言っても「かぎ餅」です。求肥ときな粉というよくある和菓子ですが、段違いの美味しさです。個人的には鎌倉・豊島屋さんの「階」と双璧を成す逸品です。日持ちもするので、数日間楽しめるのがまた素晴らしいです(数日後でも柔らかさは変わりません)。求肥のお味もきな粉のお味もとても好みで、きな粉餅が好きという方へは迷わずお土産としてお勧めしています。

御座候

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回転焼き・大判焼きなど色々な呼び方がありますが、近畿ではその和菓子が「御座候」と呼んでも通じるくらいまでの、代名詞的な知名度を誇っています。赤あんも白あんも美味しい「御座候」も好きですが、我が家で常にストックしてあるのが「つぶあん」です。様々なあんこ屋さんや企業のゆであずきを食べましたが、最もぼく好みで、パンに塗ってもお餅に付けても最高に美味しいです。写真のパンは上述の志津屋さんの「ドリブル」ですが、これがまた合うんです。初めて合わせたときは「これだ...!!!」と思いました。

祇園辻利

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ご存知の通り、京都はお茶のお店が多くありますが、ぼくは辻利さんのお茶が好きです。中でも「玉鵬 特撰」が好きで、深い深い香りと味わいの満足感がとても高いです。ドイツ赴任時(2004〜2005 年)にも持って行ったぐらい気に入っています。その頃は店頭にあったんですが、最近は店員さんに注文をしないと出してくれないので、気になる方は尋ねてみると良いと思います。それと、ティーバッグ形状の玉鵬があったと思うんですけどねぇ...今は茶葉しか無いらしいです。ちなみにこの玉鵬はかぶせ茶なので、似た感じは他のかぶせ茶でも楽しめます。

笹屋伊織

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こちらも色々とお勧めしたい和菓子が多いんですが、中でも栗が入った「だるまさん」という最中を真っ先に紹介します。非常に美味しいあんこもたっぷりと入っています。同じ最中でも「お手作り最中」は、皮がパリっとしている、ではなく、サクっとしています。普通、最中って口の中に皮が張り付くのが定番ですが、この最中はそういうことがありません。「塩豆大福」などの生菓子もとても美味しいですよ。

俵屋吉富

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ぼくがお土産として和菓子を選ぶ際の候補ナンバーワンが「雲龍」です。非常に上品なあんこを心ゆくまで楽しめます。竿菓子なので切らないといけませんが、「今日はどれだけ食べようか」と悩みつつ切っています。もうひとつ非常にお勧めなのが「山椒もち」で、山椒の香りと少しのピリリとした感じ、そしてお餅の甘さが融合した、珍しくも懐かしい和菓子です。現在販売休止中なので、再開が待ち遠しいです。店舗限定の「俵もなか」もあんこの味が濃厚でとても美味しいです。

鶴屋吉信

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「京観世」で有名な鶴屋吉信さんですが、ぼくは羊羹をお勧めします。「相傳極上 小倉羊羹」は凄まじく美味しい羊羹で、初めて口にするまでは、羊羹にさほど思い入れはありませんでしたが、それを覆すほど印象深い、実に上品かつ濃いお味に驚きました。「鶴屋吉信ようかん」は、小さいからと侮るべからず、こちらも非常に美味しいです。そして「柚餅(ゆうもち)」です。柚子の香りとさっぱりとした風味が、お餅の甘さに溶け込み、止まらなくなる美味しさです。柚子パッケージはなかなか手に入りませんが(本店で取り置きしてもらいました)、通常パッケージであれば各店舗で購入できます。生菓子ももちろん美味しく、3 枚目は「夏衣」で、道明寺製羹でつぶあんを包んだ見た目も涼しげなとても美味しい和菓子です。

松葉

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上述した松葉さんのお蕎麦とお出汁がとても好きで、年越し蕎麦や普段使いで買いに行きます。安価とは思えないほどの美味しさで、「やっぱ家でやるとプロが調理したものとは程遠い」ではなく、家でゆがいて食べても凄まじく美味しいので重宝しています。店頭では「緑のお出汁」と言えば伝わります(商品名を言うより早い)。

三木鶏卵

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だし巻きで有名なお店で、大晦日には大行列ができます。何故大晦日に大行列なのかは分かりませんが、お正月に相応しい感じであることは分かります。お出汁でプルプルと言うよりも、しっかりとした卵焼きという感じですが、存分にお出汁の風味も楽しめるので、毎回楽しみにしています。