ゆたんぶろぐ

気が向いたら書いてます

阪神・淡路大震災から 15 年

あれから 15 年。。。

高校二年のあのとき、私は激しい揺れで目を覚ました。階下に降りると、母がテーブルの下に隠れていた。平日であり、中学からの皆勤が途絶えさせないためにも、私は学校へ向かった。家を出る時点ではどこが震源地で、どのような被害があるのかは不明の状態だった。近鉄はこの大地震にも関わらずストップしてはいなかった。普段よりも長い時間をかけて学校へ到着し、「本日休校」の立て札を目にし、帰路についた。このような時間帯に家へ向かっての電車に乗ることはまずなかったので、変な気持ちだった。

家へ帰ると、仕事へ行っている筈の父がいた。何故だ。すると、父は言った。

「テレビを早く見てみな」

大惨事だった。神戸が燃えていた。有り得ない光景だった。神戸という大都市が燃えていた。。。

あれから震災の話が出る度に、このテレビに映し出された光景が鮮明に思い出される。家は奈良だったので、特に被害もなく、学校も亀裂が入ったりはしたが、なんとか大丈夫だったが、仲間には被害を被った人もいた。後に東京にいた頃、この震災の際に救援活動に加わった東京人がいたのだが、彼の口から「楽しい活動だった」とあの惨事をとても軽く言ったので、私は激昂した。謝罪は受けたが、今でも許すことはできない。

震災は起きてはならないが、地球が生きている以上、また起こる。そのときまでに我々は、必要な準備をできるだろうか。